水とワセリンだけのスキンケアをやってみた(1ヶ月)

みなさんは宇津木式スキンケア法をご存じですか?
簡単に言うと、洗顔は水のみで行い、洗顔後のお手入れは原則しない、どうしても乾燥するときだけワセリンを少量使用するという美容法です。
こちらの記事は、2026年9月にこの美容法を知り、約1ヶ月、実際に自身で実践してみたレポです。

宇津木式スキンケア法とは

私が最初に手にとった本はこちらです。図書館の棚に並んでいて、偶然目に止まりました。

この本が発行当時に話題になったらしく、反響を受けて、2年後に説明を加筆し、読者への質問に答えるQ&Aを追加した本もでました。

宇津木式スキンケア法の具体的な方法について、上記の本から紹介します。

①化粧水、美容液、乳液、クリームなどの基礎化粧品はいっさいつけません。
②朝晩ともに、顔は「ぬるま水(※34度以下の水)」だけで洗います。
③クレンジングはいつ、いかなる場合も使いません。
④ファンデーションはつけません。どうしてもつけたいなら、パウダータイプにします。でも、それもできるだけ早くやめてください。
⑤特別の日にはリキッドやクリームのファンデーションをつけてもかまいません。でも、それを落とすのにクレンジングは使わず、純石けんで泡洗顔します。
⑥肌の乾燥が気になるときのみ、ごく少量の白色ワセリンを押しづけします。
⑦アイメークや口紅などのポイントメークはしてもかまいません。
(「宇津木式スキンケア時事典」p.6より引用)

このスキンケア法の根拠としては、非常に簡単に言うと「肌の表皮の角層には天然の保湿バリアがある。化粧水やクリーム、クレンジングを使うことでバリアを破壊してしまう。これらをやめることで肌は本来の機能を取り戻す」ということです。
本の中ではもっと丁寧に説明されているので、詳しくは本でお確かめください。
要は「良かれと思ってあれこれ塗ったり、洗ったりしてるけど、全部逆効果」ということですね。

私のメイク・スキンケア歴

宇津木式を始める前に私がしていたメイクは、
オルビスの日焼け止め&美白クリーム→オルビスのBBクリーム→エトヴォスのフィニッシュパウダー→頬紅→アイブロウ→眉マスカラ
でした。
ちょっと華やかな席の時はアイシャドウや口紅をプラス。
仕事は内勤なので、バッチリメイクをする必要はありません。
「明らかにスッピン」ではなく、社会人として浮かない程度に整えることを目指してます。

洗顔とその後のお手入れについては、
朝:水で洗顔、何もつけずにメイク手順へ
夜:クレンジングジェル→牛乳石鹸を手で泡立てて洗顔→美白化粧水→美白&ハリの美容液→モイストジェル
でした。

私の肌タイプは普通肌です。
吹き出物は1~2ヶ月に1回、食べ過ぎやホルモンの関係でアゴに出来て、跡になりやすいです。
日焼けをすると赤くなるタイプで、のちにシミになります。
気になる目立つシミは、右のこめかみに近いところに1つと、鼻筋の脇に1つです。
これは4年前くらいに美容外科でレーザー治療で取ってもらったのですが、うっすら跡が残ってしまいました。
あとは頬のてっぺんから目尻にかけて、モヤモヤとシミ予備軍がある感じでしょうか。
タルミについては、朝起きたときに左側のほうれい線が気になることがあります。

本を読んでみて

元々、エトヴォスなどの石けんで落ちる系のファンデーションを使っていたり、石けんシャンプーを使ったことがあったり、脱コンディショナーをしたりと、「肌への負担を減らしていく系」の美容法に興味がありました。
そのため、本の内容はすんなり呑み込めました。

引っかかった部分といえば、生活していると肌の上に有害な過酸化脂質ができるので、これは洗い流す必要があるのですが、脂質なのに本当に水で落ちるのかな?ってことですかね。

水洗顔だけではたして、汚れが落ちるのだろうか、と不安になるかもしれませんが、心配は無用です。皮脂に含まれる遊離脂肪酸の一部も、酸化してできた有害な過酸化物も皮膚の上で溶けた状態ですから、体表温度と同じ34~35度かそれ以下の「ぬるま水」で汗やホコリと一緒にきれいに落とすことができます。
(同書p.93より引用)

フライパンの油汚れも液体だけど、水では落ちないから洗剤を使っているのでは…というのが今でも疑問なのですが、「まぁ、とりあえずやってみてだめだったら止めればいいじゃん!」と思ってやってみることにしました。

まずはクレンジングをやめるためにファンデをかえた

一番最初にやめたのはクレンジングでした。
本の中でも最初にやめるべしと書いてあります。

ただ、クレンジングをやめるには、クレンジングを使わないと落ちないようなものをメイクに使わない必要があるので、強力な日焼け止めとBBクリームをやめました。
BBクリームは単体だったら石けんでも落とせる…と思ってましたが、今、公式サイトで調べたら、そんなことは書いてなかったので、別な商品と勘違いしてたみたいです。
日焼け止めも汗や皮脂に強い膜ができるタイプなので、石けんだけでは落とせないでしょう。(公式サイトにもそのような記述無し)

そもそも、私がクレンジングジェルを使い始めたのは、オルビスのBBクリームを使い始める前に、エトヴォスのパウダーファンデをメインで使っていたときのことでした。
これも「石けんで落とせる」となっていたものの、石けんで洗顔した後に鏡でよく見ると、パウダーが皮膚に入り込んでいて、きちんと落とせていませんでした。
それが気になって、マイルドそうなクレンジングジェルを併用することにしました。
それで、「どうせクレンジング使うんだったら、エトヴォスのパウダーファンデじゃなくてもいいじゃん」となって、よりカバーできるBBクリームにしたのでした。

今回、クレンジングを使わないことにしたので、以前使っていたこちらのエトヴォスのパウターファンデに戻すことにしました。

日焼け止めについて

宇津木式では、「15分以上、続けて紫外線を浴びないのであれば、日焼け止めはつけずに帽子や日傘で対応する」とされています。
なので、私は、近所のスーパー以外、ほとんど外に出ない日は何もつけないで過ごすことにしました。
出社する日や人に会う用事があってメイクするときは、日焼け止め効果のあるエトヴォスのパウターファンデをつけます。
メイクするほどではないものの、天気が良い日に長時間外出するときは、エトヴォスのUVパウダーをはたくこともあります。

海に行くとなったら、たぶんウォータープルーフの日焼け止めを付けると思いますが、日常の中では、こんな感じで過ごしています。

石けんを変えてみた

宇津木式だと、パウダーファンデや粉おしろいなら石けんは使わなくてよろしいとも読めるのですが、上記で引用した本には「ファンデをつけた日は、純せっけんで洗顔」という章もあります。
さすがに、ファンデつけた肌を水だけで洗顔するのは抵抗があるので、最初のうち、メイクをした日は、牛乳石けんを手で泡立てて、洗顔しました。
なお、この本では、石けんは「純せっけん」推奨です。
私が使っている牛乳石けん赤箱は、香料やスクワランが入っているので「not純石けん」です。
また、この本では、石けんの泡立ては、スポンジを使用してピンポン玉くらいのものを作る、と書いてあります。
しかし、私は、泡立てが面倒に感じたのと、純せっけんは顔用だけでいいや、と思ったので、下記の「MIYOSHI 泡の洗顔せっけん」を購入しました。

これはプッシュするとピンポン玉状に泡が出てくるので、とても楽です。
私は3プッシュくらい出してモコモコの泡で押し洗いしています。
そう、水洗顔もそうなんですが、宇津木式の洗い方の基本は押し洗いなんです。
ゴシゴシ洗いはNGです。
手のひらを肌に触れさせたまま、皮膚を押す力を強めたり緩めたりします。
鼻の周りなどの細かい場所は指の腹でなでるように優しく洗います。
すすぎも同様です。

洗顔後の手入れ(ワセリンについて)

洗顔後の手入れは、今はこんな感じ↓にしています。
・石けんで洗った日→顔の乾燥しやすい部分を中心に全体的にワセリンをつける
・水のみで洗った日→目の周りだけワセリンをつける

本の中では、洗顔後に何もつけないのが原則です。
粉をふいたり、かゆみやチクチクした痛みを感じるほど乾燥している時だけ、ワセリンをつけます。
顔全体でごま粒~米粒大ほどが適量。
両手のひらに伸ばした後、その手を顔に押し当てて付けます。
テカテカ、ベタベタするほどつけるのはNGで、限りなく薄く付けます。

私はドラッグストアのオリジナルブランドの「日本薬局方 白色ワセリンSoft」のチューブタイプを購入しました。

上記の商品は見た目は違いますが、私が購入したものと同じメーカーのものです。
ワセリンも色々あるんですが、純度が高いもの(香りなどがついていないもの)が良いと思います。
上記の商品は第3類医薬品に指定されているものです。

あと、ジャータイプ(指やヘラですくうタイプ)もありますが、絶対にチューブタイプの方が良いと思います。
上にも書いたんですが、多くても米粒大しか使わないので、全然減らないです。
長期間使うとなると、いくら清潔に気をつかっていても、毎回、指やヘラ等を突っ込むのはちょっと抵抗があります。
また、米粒大以下のサイズを取るのは難しいです。
綿棒を突っ込んで、先っちょに付いた分くらいでしょうか。
チューブタイプも、私が買った商品は穴の出口が8mmくらいあるので、慎重に出さないと米粒2個分くらい出ちゃうんですが、外に触れる面が小さいので衛生面では安心です。
宇津木式スキンケア法に興味があって、やってみたいけど続けられるか心配な方は、第3類医薬品ではありませんが、無添加のワセリンのリップ用チューブタイプを買うのもアリだと思います。

こちらだったら、外に持ち運びやすくて、乾燥が気になったときに、リップにはもちろん、ハンドクリームとしても使えるので良いのではないでしょうか。
私もポーチに1個入れています。

宇津木式で期待できる効果と、現在の様子

始めてから1ヶ月以上たったので、本で紹介されている「化粧品をやめることの効用」と、現時点での私の状況などを書いていきます。

化粧品をやめることの効用
①肌が乾燥しにくくなる
②肌がふっくらしてくる
③キメが細かく整う
④テカらなくなる
⑤くすみやシミが薄くなる
⑥肌が白くなる
⑦色ムラがなくなる
⑧赤ら顔がなおる
⑨毛穴が目立たなくなる
⑩小ジワが目立たなくなる
⑪目の下のクマが薄くなる
⑫ニキビが減ったり、人によってはできなくなる
(『宇津木式スキンケア事典』p.3より引用)

①肌が乾燥しにくくなる

始めて最初の数日は、何もつけないと頬の一番高い部分が、痛がゆいように感じることがありました。本によると、これは乾燥によるチクチクした痛みらしく、ワセリンを薄くつけると収まりました。
その後は、上の方にも書いたのですが、石けんで洗ったときはワセリンをつける、水だけで洗ったときは基本は目元つけて、乾燥を感じたときだけその部分にワセリンをつけるようにしていました。
これをするようになってから、粉を吹いたり、ガサガサになることはありませんでした。
また、顔を洗ったあとの「早く化粧水つけなきゃ」と思うような突っ張り感も感じなくなりました。

②肌がふっくらしてくる

これは現時点で一番感じている効用です。
洗顔後にワセリンを押し付けしてるときなどに、手のひらに感じる肌が「ふかふか」としか言いようがない感触になりました。
もっちりというほど、しっとりしているわけではなく。
(そもそも宇津木式では、肌は少し乾いてサラサラしているのが良い状態とされています。)
ふっくら厚みが出てきた感じがします。

④テカらなくなる、⑨毛穴が目立たなくなる、⑫ニキビが減ったり、人によってはできなくなる

この辺、まとめて書いちゃうんですが、④については「そういえばテカらなくなった」と今気づきました。
秋に入ってきたせいや、年齢のせいもあるかもしれませんが、前はTゾーンがテカっている印象があったのですが、全く気になりません。
毛穴については、小鼻脇の頬の部分は、目立ちはしないけど、よく見ると「まだあるな」って感じです。鼻の毛穴は黒ずみなどもなく、目立ちません。
ニキビも先日あごの付近に白ニキビが出来ていましたが、何もせず普段どおりに過ごしていたら、翌日には消えていました。今までだったら赤ニキビまで行っていたと思われます。
皮脂の分泌が前よりも落ち着いてきた気がします。

③キメが細かく整う、⑤くすみやシミが薄くなる、⑥肌が白くなる、⑦色ムラがなくなる
⑧赤ら顔がなおる

マイクロスコープで見ているわけではないので、気のせいレベルの感想で恐縮なんですが、宇津木式を始めて1ヶ月経った辺りから、「肌が綺麗だな?」と感じることが増えました。
夏の日焼けが抜けてきたのかもしれませんが、全体的に肌が明るくなって、輝いてる気がするんです。
よく、「肌が綺麗だからファンデーション要らず」みたいなことを聞きますが、私の場合、シミを考慮せず、肌そのものの質感だけで言ったら、ファンデーション無しでもいいかもと思えるくらい、綺麗に感じるようになりました。(主観しかない感想ですみません)
シミについては、最初の方に書いた右こめかみと、鼻のわきの2つの目立つシミについて、宇津木式を始める前よりも若干薄くなってる気がします。
これまたビフォア&アフターの写真もなくて、気がするレベルで恐縮なんですが、中心部分から少しずつ色が抜けてきてるように見えます。
思い込みかなぁ…半年~1年後に期待。

⑩小ジワが目立たなくなる、⑪目の下のクマが薄くなる

これについては、残念ながら、前はそんなに気にならなかった目の下の、いわゆる「ゴルゴライン」が目につくようになりました。
これが弛みなのか、肌が白くなってクマが目立つようになったということなのか、よくわからないのですが、もしかしたら乾燥のせいかも?と思って、目の周りのワセリンはほぼ毎日塗るようにしています。
また、最初のうちは、ほうれい線がひどくなったように感じる日もあったのですが、ワセリンで乾燥をケアしたりしているうちに、こちらは気にならなくなってきました。
これについては経過観察が必要ですね。

その他感じたこと

お風呂から出たあとのスキンケアが楽

今までは、お風呂から出たら肌が乾かないうちに、化粧水や美容液、保湿液とたくさん塗るものがありました。
しかし、今は、塗るものはワセリン一つ。ワセリンすらも、必要がなければ塗らなくて良いので、時短になりました。

スキンケアにお金がかからない

今までクレンジング、化粧水、美容液などにお金を使っていましたが、それらが不要になりました。
また、それらを選んだり、無くなりそうだったら注文したりという手間がなくなったのも気が楽です。ワセリンは500円しないくらいで、なかなか減らないので、コスパ最高です。

世間の評価と将来への影響はやっぱり気になる

内なる声というか、自分が思う世間の目が「そんなことやってて本当に大丈夫?」って揺さぶりをかけてくるんですよね。
「自分磨きをサボってるだけじゃない?ズボラで面倒くさがってるだけなんでしょ?」
「スキンケアちゃんとやってる芸能人とか、あんなに肌きれいなのに、あなたはやらなくて大丈夫なの?」
「将来、シミだらけのおばあさんになるんじゃない?」
「最新の研究の成果の成分を配合したスキンケアの方がお肌に効き目があるんじゃない?」
などなど。
こればっかりは肌の調子を見ながら信じてやっていくしかないですね。

最後に

以上、約1ヶ月経った時点でのレポでした。
私は今のところ、効果やメリットを打ち消すほどの悪影響を感じていないので、宇津木式を続けていこうと思っています。
一方で、「続けることをやめるのはいつだってできる」と保険をかけるつもりで化粧品の一部は残しています。
もし、このレポを読んで気になった方がいたら、まずは宇津木先生の本2冊のどちらかを読んでみて、できるところから実践してみてください。
本を読んでからの方が納得して始められます。
いきなり全部やめる必要もなく、段階的に進めてもOKです。
ワセリンは買っておいた方がよいですが、あとは今までやっていたことをやめるだけなので、金銭面でのハードルは低いです。
気楽な気持ちでやってみませんか?

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